
「売りに出しているマンションがなかなか売れないけどどうしたらいいの?」
「マンションがなかなか売れない理由ってどんな理由があるの?」
など、マンションがなかなか売れないときには、売れるのか心配になってしまう人が多くいます。
不動産売却は負担が大きく、誰もが早く売れてほしいと思う気持ちはよくわかります。
本記事では、マンションがなかなか売れずに心配という人に向け、マンションが売れない理由や売れないときの対処法などについて解説します。
目次
マンション売却に必要な期間
公益財団法人東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2022年)」によると、マンション売却にかかった平均日数は71.4日であると公表されています。
つまり、71.4日を経過しても売却できないマンションは、売れ残りマンションになりつつあるということです。
そのため、マンションを売り出して80日くらい経過したときには、なぜマンションが売れないのか考え、売れるように対策していくようにしなければなりません。
マンションが売れない理由
マンションを売り出して3ヶ月くらい売れない場合には、マンションが売れない理由に該当している可能性があります。それではマンションが売れない理由とはどのような理由なのでしょうか。
本章ではマンションが売れない理由について解説します。
売り出し価格が相場からかけ離れている
マンションが売れない一番の理由は、売り出し価格が相場からかけ離れていることが挙げられます。
マンションを売却するときには、誰もが高く売りたいと考えます。しかし、それと同じく、買主は安く買いたいと考えていることについても考えておかなければいけません。
買主はマンションを安く購入するために、相場を把握しつつマンションを探しています。そのため、相場から少し高いマンションでも高いと判断してきます。買主から高いと判断されたマンションを売るのは、非常に困難です。
競合が多いことを考慮していない
マンションを売却するときには、他のマンションとの競合を考慮しておかなければいけません。
マンションは一戸建てや土地に比べ、似たような物件が出てくる可能性もあります。似たような物件が出てきてしまうと、価格の安い物件から売れていく傾向があります。
そのため、似たような物件が多く売りに出ている場合や、似たような物件が出やすい間取りの場合は、相場に合わせた価格で売り出さなければいけません。競合が多いのにもかかわらず、相場より高い金額で売り出してしまうとなかなか売れなくなってしまいます。
築年数が古すぎる
マンションの築年数が古すぎる場合も、なかなか売れなくなってしまいます。
築年数が古くなると、マンション自体の設備、室内の設備ともに旧式のものになっていきます。
また、設備が古くなると故障リスクも上昇してしまい、使いにくい設備を壊れやすい状態のまま売却しなければいけません。このような状態で売るためには、相場よりも少し低い金額で売りに出す、もしくは価格変更する必要があります。
需要がない地域にマンションがある
不動産は需要と供給のバランスによって相場が形成されます。
そのため、買い手の需要が少ない地域のマンションを売るときには、ある程度価格を抑えて売りに出さなければいけません。似たような物件と同じような金額をつけたとしても、似た物件が需要の高い地域にある場合、似た物件から売れていってしまいます。
自分のマンションが買い手の需要が高い地域にあるのかどうか、見極めて売りに出すことが大切です。
室内が汚いなど管理ができていない
不動産は見た目も早期売却につながるため、室内が汚いなど管理ができていないとなかなか売れません。
買主は相場こそよく調べるものの、一般の人であることには変わらないため、不動産購入の決断をインスピレーションに任せることもあります。
室内が汚い状態だと買主の購入判断が鈍ってしまい、購入に至りません。
マンション売却は価格だけだと思っているとうまくいかず、室内の状態も影響してくるため、買主内覧時には室内を清掃するなどキレイにしておきましょう。
マンションが売れないときの対処法
マンションが売れない理由は多くありますが、どの理由でも対策方法、対処法があります。
本章ではマンションが売れないときの対処法について解説します。
適切なタイミングで価格変更する
売り出し価格を適切なタイミングで変更すれば、買い手からの反応が出てきます。
売り出し価格を変更するときには、適切なタイミングかどうか売却依頼をしている不動産仲介会社に相談しましょう。
適切なタイミングでないときとは、競合が多く価格変更しても効果が薄いときや価格変更した直後の2段階値下げなどが該当します。売り出し価格変更時には数十万から数百万という大きな金額を変更することになるため、変更するときには効果が大きくなるタイミングを狙っていきましょう。
不動産買取を検討する
需要がエリアのマンションや築年数が30年以上経過しているマンションの場合、不動産買取の利用を検討しましょう。
不動産は長い間売りに出ていると、買い手から売れない物件というレッテルを貼られてしまい、余計売れなくなってしまいます。このような状態になってしまうと、仲介で売却するよりも買取で売却したほうが手元に残るお金が多くなる現象も起きてきます。
なかなかマンションが売れないときには、買取査定金額を聞いてみるのもよいでしょう。
売却依頼をしている不動産会社を変更する
マンションが売れないときには、売却依頼している不動産仲介会社を変更するのもよいでしょう。
不動産仲介会社によっては得意、不得意があり、もしかしたら今依頼している不動産仲介会社はマンション売却が不得意な会社かもしれません。
マンションが得意な不動産仲介会社は、マンションに特化しているなどの文言を会社HPに記載していたりします。会社HPなどを確認し、マンション売却が得意な不動産仲介会社に乗り換えると売却できることが多くあります。
マンションが売れないときにやってはいけないこと

マンションがなかなか売れないときに、売れるようになると信じて起こした行動が逆効果になる場合もあります。そのため、マンションがなかなか売れないときにやってはいけないことを、把握しておかなければいけません。
本章では、マンションが売れないときにやってはいけないことについて解説します。
リノベーションをする
マンションが売れないからといって、リノベーションをするのはやめましょう。
リノベーションすれば、売却自体はできるかもしれません。しかし、リノベーションするには多額の工事費用がかかり、かかった工事費用まで回収できるとは限りません。
また、買主には買主の好みがあり、リノベーションしたことがマイナスになってしまうこともあります。
もしリノベーションしてマンションを売り出したいと考えているのであれば、一度売却を依頼する不動産仲介会社に相談してから施工しましょう。
内覧時に売主が案内する
マンションがなかなか売れないと焦ってしまい、内覧時に売主が買主を案内してしまうことがあります。
しかし、売主が買主を案内することはリスクが大きいため、やめておきましょう。内覧時の案内のときに、調子のよいことを言ってしまうと買主に誤解を与えてしまうことがあります。その結果、トラブルに発展することも珍しくありません。
内覧時の案内はプロである、不動産仲介会社に任せるようにしましょう。
まとめ
マンションは立地や築年数、需給バランスによってなかなか売れないときがあります。
マンションを売りに出して80日くらい経過してしまったときには、売却に時間がかかってきたと考えるのがよいでしょう。そして、売却に時間がかかってきたときには、何かしらの対策を講じなければいけません。
対策について適切なタイミングを計ったり、状況にあった対策をする必要があります。一般の人が判断するのは難しいため、売却依頼をしている不動産仲介会社に相談しつつ対策しましょう。
当社「リークスの売却」は、東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県の中古マンションに特化して営業しています。数多くのマンション売買で得た豊富な知識や経験を基に、売却期間中に適切なアドバイスをさせていただきます。
また、他社で売り出しているが、なかなか売却できないというマンションでも売却のお手伝いをさせていただきます。マンションがなかなか売れないとお悩みの人は、ぜひ当社「リークスの売却」へお気軽にお問い合わせください。